離職したら、家賃が払えなくなるんじゃないか。
会社を辞める前、僕が一番不安だったのはそこでした。貯金が減るとかじゃなくて、毎月引き落とされる5万5000円が、ちゃんと払えるのかどうか。
でも、離職して3週間が経った今、思ってることは少し違います。不安が当たってたかと言われたら、半分当たってて、半分外れてた。この絶妙な感覚を、正直に書いてみます。
離職前、一番不安だったのは「家賃」だった
退職を決めたとき、頭をよぎったのは「家賃どうしよう」でした。
貯金が減るとか、生活費全体がヤバくなるとか、そういうぼんやりした不安じゃなくて。毎月26日に自動引き落としされる5万5000円。これが、ちゃんと口座にあるかどうか。
一人暮らしだと、家賃って固定費の中でも断トツで重いんですよね。しかも容赦ない。自炊で食費を抑えるとか、電気代を節約するとか、そういう工夫が効かない金額です。払えなかったら終わり。
でも一方で、どこかで「どうにかなるかな」とも思ってました。何の根拠もないけど、なんとなく。
この「不安だけど、楽観もある」っていう矛盾した感情のまま、僕は会社を辞めました。
実際に離職してみたら、支出はほぼ変わらなかった
結論から言うと、離職しても月の支出はほとんど変わってません。
自炊は増えました。でもこれ、節約のためというより「時間があるから」なんですよね。会社員のときより圧倒的に時間があるから、自然と自炊するようになった。結果として食費は下がったけど、削ろうとして削ったわけじゃない。
光熱費も、極端に節約してるつもりはないです。エアコンはつけるし、お風呂も普通に入る。
じゃあなんで支出が変わらないのか。答えは次のセクションにあります。
面接費が、思ったよりかかる
離職中の僕は今、月に4〜5回くらい面接に行ってます。
1回あたりの電車代が、往復で1000円を超えることがほとんど。都内でも郊外でも、案外バカになりません。月で計算すると、これだけで5000円くらいは消えていきます。
「離職中なのに出費がある」って、ちょっと想定外でした。
でも、面接費は削れない出費です。そもそも転職活動するために離職してるわけで、これを削ったら本末転倒。
問題はここからです。面接費に加えて、もうひとつ削れない出費がある。それがカフェ代です。
でもカフェ代は、絶対に削らない
面接のある日、僕は予定時間の1時間前に最寄り駅に着くようにしてます。そして、近くのカフェに入る。アイスコーヒー1杯。安いけど、これは毎回必ず買う。
理由は2つあります。
1つ目は、時間の余裕を作るため。電車って遅れることあるじゃないですか。人身事故とか、信号機故障とか。もし遅れて面接に遅刻したら、「時間管理もできない人」って思われる。社会人の基本は、相手の時間を奪わないことだと僕は思ってるんで、ここは絶対に崩したくない。
2つ目は、心を落ち着かせるため。面接の直前って、どうしても緊張します。そのままの状態で面接室に入ると、頭が回らなくて言いたいことが言えなくなる。でもカフェで1時間アイスコーヒー飲みながら呼吸を整えると、ちゃんと落ち着いた状態で臨める。
節約のために、この1杯を削る選択肢もあります。でも、それで面接がうまくいかなかったら何の意味もない。
お金を削るために、本来の目的を見失うのは違うな、って思うんです。
離職して変わったのは、金額じゃなくて「使い方の基準」
離職して一番変わったのは、支出の金額じゃなくて、お金の使い方に対する考え方でした。
「このお金は何のためになるか?」
支出する前に、自然とこれを考えるようになりました。削るためじゃなくて、意味を考えるため。必要なものにはちゃんと使う。でも、なんとなく使ってたものは見直す。
ただ、正直に言うと。
これ、離職前から頭では分かってたんですよ。「お金は意味を考えて使うべき」って、何回も聞いたことがあるし、自分でもそう思ってた。
でも、実行できてなかった。
給料が毎月入ってくる安心感のなかで、「なんとなく」で使ってた支出がいっぱいあった。仕事帰りに毎日寄ってたコンビニで買う飲み物とか、飲み会の2次会とか、使ってないサブスクとか。わかってても、動けなかった。
離職して、時間と余裕ができて、やっと動けるようになったんです。
たとえば僕が一番変わったのは、コンビニで飲み物を買う頻度です。離職前は当たり前に毎日買ってたけど、今はほぼゼロ。家から水筒を持って出るだけで済む話でした。1日200円の出費、月にすれば6000円。知ってたはずなのに、会社員のときはやめられなかった。
知ってるだけじゃ、何も変わらないんだなって、あらためて思いました。
今日からできること
もし今、お金の不安を抱えながらも「でも動けない」って感じてる人がいたら、一つだけ試してほしいことがあります。
それは、「なんとなく使ってるお金」を一つだけ見直してみること。
全部を見直す必要はないです。僕はまずコンビニで飲み物を買うのをやめました。たったそれだけで、月6000円浮く。一つやめて手応えを感じたら、次を考えればいい。
その代わり、「これは削れない」と思うものがあったら、理由を言葉にしてみてほしいんです。僕のカフェ代みたいに。削らないのにも、ちゃんと理由がある方がいい。
削れるものと、削れないもの。その境界線を自分で引けるようになると、お金への不安はだいぶ小さくなります。
まとめ
離職してみて、お金の不安は半分当たってて、半分思い込みでした。
大事なのは金額じゃなくて、何のために使うかっていう自分の基準。それが決まってれば、収入が一時的に止まっても、意外と大丈夫なんだなって今は思ってます。
お金の不安に動きを止められるより、動きながら基準を作っていく方が、たぶん早い。
楽しく生きたもん勝ち。それは、お金をいくら持ってるかじゃなくて、自分の基準で使えてるかどうかの話なんじゃないかって、離職して3週間で気づきました。



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