13,000円の眼鏡が安く感じた瞬間、僕は何を見ていたか

眼鏡屋の陳列棚から眼鏡を手に取って見る男性、価格と接客の納得感を考える記事のイメージ 生き方・価値観

その日、眼鏡屋を2軒回って、1軒目では買わずに出て、2軒目で気持ちよく買いました。

その違いは、接客の積み重ねと、商品自体の価値。両方が揃ったから、僕は2軒目で払えた。

営業職に入る前の僕が、買い物のたびにモヤモヤしていた「価格の納得感」を、眼鏡屋2軒で言語化した話を書きます。

同じ日に2軒の眼鏡屋に行った話

眼鏡を新調しようと思い立った日のこと。

使っている眼鏡が古くなってきて、そろそろ買い替えどき。

最初に入ったのは、駅近くの眼鏡屋でした。

店員さんは4〜5名。受付は、店員に声をかけるか、スマホで自分で操作するかの選択式。

店内に入っても、声かけはない。店員さんたちは、ずっとレジ周辺にかたまっているように見える。

商品を一通り見て回ったけれど、結局買わずに店を後にしました。

なんかモヤモヤする。でも、その理由を、自分でもうまく言語化できなかったんです。

そのモヤモヤの正体を、その日に考えてみた

最初の店を出たとき、頭に浮かんだのは「効率化されすぎてるな」という感想。

スマホ受付で、店員が動かない仕組み。合理的ではあるけれど、人と関わる温度が薄い。

そして、もう一つ気になったのは、商品陳列の付近に店員が1人もいなかったこと。一人ぐらい、商品の近くにいてくれてもいいんじゃないか。そう思ったんです。

もしかしたら、効率化されすぎてるから、店員が陳列棚近くにいなかったのかもしれない。本当のところは、店側に聞いてみないと分からないけれど。

でも、客の僕から見て感じたのは、仕組みとして合理的なのと、客が買いたくなる空気を作れているのは、別の話なんだということ。

接客って、なんだろう。そう考えさせられたんですよね。

後者を感じられなかったから、僕はそのまま店を後にしました。

その日の帰り、別の眼鏡屋で気持ちよく買えた

その日の帰り、本を探しに行きました。

エスカレーターを上っている途中で、別の眼鏡屋が目に入る。

入ってすぐ、挨拶がある。少し店内を見ていたら、自然に声をかけてくれて、丁寧に提案までしてくれる。

途中で店員さんが用事で交代したけれど、対応の質は変わらない。最後まで、ちゃんと向き合ってくれました。

結果、そこで眼鏡を買うことに。13,000円ほどの新調です。

払うときに、不思議と「高い」という感覚はなかったんですよね。

僕の場合、価格の納得感は「接客+商品の価値」で決まる

2軒目で買ったとき、はっきり気づいたことがあります。

僕がものを買うときに見ているのは、2つあった。接客の積み重ねと、商品自体の価値です。

2軒目で払った13,000円が「高い」と感じなかったのは、丁寧な接客があって、そのうえで「この眼鏡なら13,000円の価値はある」と納得できたから。両方が揃ったから、払えたんです。

もちろん、これは僕の判断軸の話です。人によっては、接客がイマイチでも商品自体の価値だけで買う人もいるし、接客が良ければ商品にこだわらない人もいると思う。

ただ、僕の場合は両方必要だった。それが、眼鏡屋2軒で見えてきたことです。

帰り道に思ったこと

帰り道、店のことを思い返していたんです。

店内では「対応」「効率化」「合理性」みたいに、構造で考えていた。

でも、家に向かって歩いているうちに、構造の話じゃなくなっていく。

結局、買うかどうかを決めたのは、その場に向き合ってくれる人がいたかどうか、そして商品自体に納得できたかどうか。

それだけのことだったんですよね。

「歩いているうちに考えが変わる」感覚は、以前夜の散歩で人生の方向性を考えてた話でも書きました。場所が変われば、見えるものが変わる。今回もそうだったんだと思います。

観察は、誰かをジャッジするためじゃない

ここで気をつけたいのは、最初の眼鏡屋を批判したいわけじゃないということ。

効率化の仕組みには、店側の事情があります。人件費、回転率、客層の分散。色んな理由で、今の形になっているはずです。

大事なのは、自分がどう感じたかを言語化すること。

なぜモヤモヤしたのか。なぜ別の店では気持ちよく買えたのか。

この理由を考えることが、自分の判断軸を磨いてくれる。

観察は、相手を評価するためじゃなく、自分の学びに変えるために使う。

そういう距離感で日常を見ると、買い物ひとつでも気づきが残るんです。

明日からできる、たった一つのこと

もし明日、何かを買う場面があったら、1つだけ試してみてほしいんです。

「なぜここで買ったのか」

「なぜここでは買わなかったのか」

その理由を、1つだけ言語化してみる

それだけで、日常は判断軸を磨く場所になります。

判断軸は人によって違うはず。接客を重視する人もいれば、商品の価値だけで決める人もいる。正解は一つじゃない。大事なのは、自分の判断軸を自分で知っていることだと思うんです。

日常を観察して言語化する習慣については、考えるって疲れるはずなのに、なぜか楽しいという話でも書きました。思考は、特別なことじゃなく、日々の小さな積み重ねです。

営業職に入る前の今、この感覚を持ったまま進みたい。これは営業に限った話じゃなくて、接客の仕事をしている人にも、買う側の人にも、共通する話だと思うから。

まとめ:僕の場合、価格の納得感は「接客+商品の価値」で決まる

眼鏡屋を2軒回って見えてきたのは、僕自身の判断軸でした。

僕の場合、価格の納得感は、接客の積み重ねと商品自体の価値、両方が揃ったときに生まれる。

人によって判断軸は違うはず。でも、自分の判断軸を1つでも言語化できると、買い物のたびにモヤモヤすることが減る。

営業職に入る前の今、この感覚を持ったまま進みたい。

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