前回の記事で、ChatGPTを使って面接対策をした話を書きました。
今回は、その続きです。
結論から言うと、ChatGPTで作った面接回答に「なんか違う」と感じた僕は、そのあとClaudeを使って面接対策を作り直しました。
でも、今回伝えたいのは「ChatGPTよりClaudeが絶対に上」という話ではありません。一番大きかったのは、AIに渡す情報量を変えたことです。
職務経歴書だけを渡すのか。求人情報や面接メモまで重ねて渡すのか。それだけで、返ってくる回答の質はかなり変わりました。
この記事では、ChatGPTで面接対策をして「なんか違う」と感じた僕が、Claudeで作り直したときに何が変わったのかを書いていきます。
ChatGPTで面接対策してみた結果
転職活動を始めて、面接が決まったとき、まず最初にやったのがChatGPTでの面接対策でした。
やり方はシンプルです。自分の職務経歴書をChatGPTに渡して、「面接対策のために質疑応答リストを作って」とお願いしました。
すると、面接で聞かれそうな質問と回答例が並んだリストが出てきました。転職理由、志望動機、自己PR、これまでの経験。形としては、ちゃんと面接対策リストになっていました。
でも、出てきた内容を見た瞬間、正直「なんか違うな」と思いました。
使えないわけではありません。質問も回答例も整っている。読めばそれっぽい。でも、どこかで引っかかりました。
「これ、僕じゃなくても使える回答だよな」
その違和感が、ずっと残っていました。
「なんか違う」の正体は、自分の言葉じゃなかったこと
ChatGPTが出してくれた回答例は、たしかにきれいでした。面接のマナー本に載っていそうな、整った文章です。
でも、それが逆に問題でした。
どの会社の面接でも使えそうな、一般的すぎる内容だったんです。
たとえば「なぜ転職したいのですか?」という質問に対して、「キャリアアップのため」「新しい環境で成長したい」みたいな回答が出てくる。
間違ってはいません。でも、それだけだと誰でも言える言葉になってしまう。
僕の場合は、バックオフィスで4年間働く中で、ずっと「このままでいいのか」とモヤモヤしていました。社内で完結する仕事に手応えを持ちきれず、もっと人と向き合う仕事がしたいという気持ちがありました。
でも、最初に出てきた回答例には、そういう泥臭い部分があまり入っていませんでした。
面接って、きれいな回答を並べる場所ではなくて、「この人はどういう人間なのか」を伝える場所だと思うんです。だから、一般的な回答を丸暗記しても、自分の本音とつながっていなければ伝わりにくい。
「なんか違う」の正体は、回答が自分の言葉になっていなかったことでした。
Claudeで作り直すときに変えたこと
そのあと、Claudeという別のAIを使って、面接対策を作り直しました。
ただ、ここで大事なのは「Claudeに変えたこと」だけではありません。僕が一番変えたのは、AIに渡す情報の量と種類です。
Claudeには、情報を重ねて渡しました。
具体的には、次の4つです。
- 職務経歴書
- 求人情報
- ChatGPTで作った面接対策リスト
- YouTubeで得た面接対策のメモ
ChatGPTを使ったときは、主に職務経歴書をもとに面接対策を作っていました。でもClaudeで作り直すときは、職務経歴書だけでなく、求人情報も一緒に渡しました。
これによって、「僕がどんな経験をしてきた人間なのか」と「相手企業がどんな人を求めているのか」を同時に見てもらえる状態にしたんです。
さらに、ChatGPTで作った面接対策リストも渡しました。一度作ったものを捨てるのではなく、「ここからさらにブラッシュアップしてほしい」とお願いしました。
そして、YouTubeで見た面接対策の動画から得たメモも、同じファイルにまとめて渡しました。スクショや自分のメモを加えて、面接対策に使えそうな情報を1つに集約した形です。
つまり、AIを変えたというより、AIに渡す材料の質を変えたんです。
同じAI活用でも、結果が全然違った理由
Claudeから返ってきた回答例を見たとき、率直に「あ、これなら話せる」と思いました。
何が違ったかというと、回答例が僕の経験に近かったんです。
ただの「キャリアアップのため」ではなく、バックオフィスで4年間働いたこと、そこで感じていた違和感、求人に書かれている仕事内容、そこに自分がどう向き合いたいのか。そういう情報がつながった回答になっていました。
これ、よく考えると当たり前なんですよね。AIは、渡された情報をもとに回答を作ります。
情報が少なければ、一般的な回答になりやすい。情報が具体的であれば、その人に合った回答に近づきやすい。
ChatGPTが悪かったわけではありません。最初の僕の使い方が浅かっただけです。
職務経歴書だけ渡して「面接対策を作って」と言えば、どうしても一般的な答えになりやすい。でも、職務経歴書、求人情報、過去に作った回答、面接対策メモまで重ねて渡すと、AIはもっと具体的に考えられる。
ここで分かったのは、シンプルです。
AI面接対策で大事なのは、「どのAIを使うか」より「何を渡すか」でした。
AIで面接対策するなら、僕はこうする
ここまで読んで、「じゃあ具体的にどうすればいいの?」と思った人もいると思います。
僕なら、AIで面接対策をするときは次の3つをやります。
1. 職務経歴書だけでなく、求人情報も渡す
まず、AIには職務経歴書だけでなく、求人情報も渡します。
職務経歴書だけだと、「自分が何をしてきたか」しか見えません。でも面接では、「相手が何を求めているか」も大事です。
自分の経験と、求人に書かれている仕事内容や求める人物像を一緒に見てもらうことで、回答の方向性がかなり変わります。
2. 他のAIや動画で集めた情報もまとめて渡す
次に、他のAIや動画で集めた情報もまとめて渡します。
僕の場合は、ChatGPTで作った面接対策リストと、YouTubeで見た面接対策のメモを1つのファイルにまとめました。情報がバラバラだと、自分でも整理しづらいです。
1つにまとめてAIへ渡すことで、全体像を見ながら回答を作ってもらいやすくなります。
3. 最後は「自分の言葉で話せるか」を確認する
最後に、一番大事なのがここです。
AIが作った回答を、そのまま暗記しないこと。一度、声に出してみてください。
「これ、面接で自然に話せるかな?」と確認してみる。違和感があるなら、それはまだ自分の言葉になっていない証拠です。
そのときは、AIにこうお願いすればいいと思います。
「面接で自然に話せるように、少し口語寄りにしてください」
まずはこの一言で十分です。
これでもまだ違和感があるなら、自分の経験を追加して、もう一度AIに渡す。そうやって調整していくと、AIの回答はただの台本ではなく、自分の言葉を見つけるための材料になります。
AIを使うのはズルじゃない。使い方の問題です
面接対策でAIを使うことに、少し抵抗がある人もいるかもしれません。
「AIに作らせた回答って、ズルいのかな」「自分で考えていないことになるのかな」そう感じる人もいると思います。
でも僕は、AIを使うこと自体がズルだとは思いません。
大事なのは、AIに丸投げしないことです。
情報を集める。自分の経験を整理する。求人情報と照らし合わせる。出てきた回答が自分の言葉になっているか確認する。
これは、昔からある面接対策と本質的には同じだと思います。道具が変わっただけです。
AIは、答えを代わりに言ってくれる存在ではありません。自分の経験を整理して、自分の言葉に近づけるための壁打ち相手です。
そう考えると、面接対策でAIを使うことは、かなり現実的な選択肢だと思います。
まとめ
今回伝えたかったのは、この3つです。
・AIで面接対策をするなら、「どのAIを使うか」より「何を渡すか」が大事
・職務経歴書だけでなく、求人情報や面接メモまで重ねると、回答は自分に近づきやすい
・最後は、AIの回答を「自分の言葉で話せるか」で確認する
僕は最初、ChatGPTで作った面接回答に「なんか違う」と感じました。でも、それはChatGPTが悪かったというより、僕の渡し方が足りなかったんだと思います。
AIに何を渡すか。出てきた回答をどう自分の言葉にするか。そこまで含めて、面接対策なんだと気づきました。
まずは、職務経歴書と求人情報をセットでAIに渡してみてください。そして、出てきた回答をそのまま覚えるのではなく、「これは自分の言葉で話せるか?」と確認してみてください。
その違和感を直していく作業が、面接対策の本番なのかもしれません。
次の記事では、「面接って結局、嘘つき大会じゃない?」と感じていた僕が、途中からその考えをやめた話を書いています。準備よりも大事だった“本音で話すこと”について書いているので、気になる方はこちらも読んでみてください。
→ 面接は嘘つき大会だと思ってた僕が、途中からやめた話【10社受けた本音】
前の記事では、ChatGPTで面接対策をして「なんか違う」と感じた理由を書いています。AI回答をそのまま話せない感覚について知りたい方は、こちらも読んでみてください。
→ 転職面接、ほぼ準備ゼロで受けてみたら合格もした話【進行形の正直レポ】



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