転職活動中、面接の準備ってどこまでやればいいんだろう。
そんなふうに悩んでいる人は、多いと思います。
想定質問を作った方がいいのか。回答を丸暗記した方がいいのか。ChatGPTで答えを作れば、それで面接対策になるのか。
僕も最初は、そう思っていました。
結論から言うと、面接は「完璧な答え」を用意するより、「自分の言葉で話せる状態」にしておく方が大事でした。
この記事では、ChatGPTで面接対策をしてみたけど「なんか違う」と感じて、完璧に準備できないまま面接を受けた僕のリアルな話を書きます。
書類はAIで作れた。けど、問題はその先だった
転職活動を始めるにあたって、最初の壁は「書類」だと思っていました。
職務経歴書って、どう書けばいいかわからない。自分にアピールできることなんてあるのか。そもそも、4年間バックオフィスをやってきた経験をどう言葉にすればいいのか。
でも実際にやってみると、書類はAIでかなり整理できました。
自分である程度書いたあと、ChatGPTに修正を頼む。そうすると、自分だけでは出てこなかった表現や構成に整えてくれる。「お、意外と形になるじゃん」と思えるレベルにはなりました。
ここまでは、AIを使ってよかったです。
でも、問題はその先でした。
面接です。
書類は整えられても、面接で話すのは自分です。画面の向こうにいる面接官に、自分の考えをその場で伝えないといけない。
ここで、AIに頼るだけでは足りないと気づきました。
ChatGPTの面接対策が「なんか違う」と感じた理由
僕が最初にやったのは、ChatGPTに「面接で聞かれそうな質問」をリスト化してもらうことでした。
そこから、それぞれの質問に対する答えを一緒に考えてもらう。転職理由、志望動機、自己PR、将来やりたいこと。よく聞かれそうな質問は、それなりに整理できました。
質問リストは使えました。回答も、文章として読めばそれっぽい。口頭練習も一人で数回やってみました。
でも、なんか違ったんです。
覚えることはできそう。でも、本番でそれをそのまま話せるイメージが湧かなかった。
面接って、台本を読む場じゃないんですよね。
沈黙がある。想定外の質問が来る。面接官の表情や空気感で、「あ、この人が求めている答えは少し違うかもしれない」と感じる瞬間もある。
そういう場で、AIが作ったきれいな回答をそのまま出そうとすると、逆に自分の言葉じゃなくなる感覚がありました。
AIは台本を作る道具にはなる。でも、面接で話す自分の言葉までは、代わりに作ってくれない。
そこに気づいたのが、かなり大きかったです。
完璧に準備できないまま、面接を受けてみた
結局、完璧な準備ができないまま何社か面接を受けました。
ただし、「準備ゼロ」といっても、本当に何もしていなかったわけではありません。
質問リストは作ったし、自分なりに答えも考えたし、口頭練習もしました。
でも、「これで完璧」と思える状態ではなかった。
当時の感覚としては、「最低限は準備した。あとは本番で、自分の言葉で話すしかない」くらいでした。
結果として、合格もあったし、不合格もありました。
不合格の通知が来たとき、正直「やっぱりか」と思うこともありました。面接の途中で、「あ、この面接官が求めている人物像とは違うかもしれない」と感じる瞬間があったからです。
逆に、通過した面接を振り返ると、台本通りに話せたから受かったというより、自分の言葉で話せた感覚がありました。
カジュアル面談のような雰囲気の場で、「志望動機は?」「転職理由は?」「学生時代に頑張ったことは?」「なんでその道を選んだの?」と聞かれたとき、丸暗記ではなく、その場で自分の経験をつなげながら話せたんです。
今振り返ると、面接で大事なのは、きれいな回答を暗記することではありませんでした。
自分の経験を、自分の言葉で説明できる状態にしておくことでした。
AIが使えたところ、使えなかったところ
ここまでの経験で、AIが使えたところと、使いづらかったところがはっきり分かれました。
AIが使えたのは、整理する作業
書類作成では、ChatGPTはかなり使えました。
自分で書いた職務経歴書を渡して、表現を整えてもらう。文章の流れを見直してもらう。言い回しを少しきれいにしてもらう。
こういう「整理する作業」は、AIの得意分野だと感じました。
自分だけだと、どうしても過去の経験をうまく言葉にできないことがあります。そこをAIに手伝ってもらうと、見せ方がかなり変わります。
AIだけでは足りなかったのは、納得感を作る作業
一方で、面接対策はAIだけでは足りませんでした。
質問リストを作るところまでは使えます。回答のたたき台を作るところまでも使えます。
でも、その回答を「自分の言葉」として話せるかどうかは、AIだけでは決まりません。
自分がなぜ転職したいのか。何に違和感があったのか。次にどんな働き方をしたいのか。そこが自分の中でつながっていないと、AIが作った答えは表面的に見えてしまう。
つまり、AIを使うにも自己分析が土台になる。
ここに気づけたのは大きかったです。
面接準備で大事なのは、台本を増やすことじゃなかった
転職活動を終えた今でも、面接対策に正解があったとは思っていません。
もちろん、最低限の準備は必要です。
転職理由、志望動機、自分の強み、これまでやってきたこと。何も整理せずに面接へ行くのは、さすがに危ないと思います。
でも、準備を増やしすぎて「台本を話す人」になるのも違う。
大事なのは、回答を暗記することではなく、自分の経験をどこから聞かれても話せる状態にしておくことです。
面接官は、たぶん完璧な文章を聞きたいわけじゃない。
その人が何を考えて、どんな経験をして、なぜその会社や仕事を選ぼうとしているのかを見ている。
だから、ChatGPTで作った答えをそのまま覚えるよりも、「この回答は自分の本音とズレていないか?」を確認する方が大事でした。
AIは、答えを完成させるためだけに使うものじゃない。自分の言葉を見つけるための壁打ち相手として使う方が、面接対策には合っていると思います。
怖いままでも、面接は受けていい
面接が怖い。何を話せばいいかわからない。準備が足りていない気がする。
そう思っている人に伝えたいのは、完璧な準備ができなくても面接は受けられるということです。
もちろん、何もしなくていいわけではありません。
最低限、自分がなぜ転職したいのか。何を変えたいのか。次にどんな方向へ進みたいのか。そのあたりは、一度言葉にしておいた方がいいです。
でも、それ以上を詰め込みすぎて動けなくなるくらいなら、まず受けてみる方が経験値は上がります。
面接は、準備してから本番に行くものでもあるけど、本番を受けながら準備の精度を上げていくものでもある。
少なくとも、僕はそう感じました。
準備も大事。でも、本番でしか分からないこともある。
それが、僕が転職面接を受けながら学んだことです。
まとめ
・書類作成はChatGPTで整理しやすかった
・面接対策は、質問リストや回答のたたき台まではAIを使えた
・でも、面接で話す言葉は、自分の経験と本音につながっていないと使えなかった
・完璧な準備より、自分の言葉で話せる状態の方が大事だった
まずは、ChatGPTに想定質問を出してもらってください。
そのあとに、出てきた答えをそのまま覚えるのではなく、「これは本当に自分の言葉で話せるか?」と確認してみてください。
そこで違和感が出たら、そこが自己分析の入口です。
怖いままでも、準備が完璧じゃなくても、動きながら見えてくるものはあります。
ちなみに、このあとChatGPTでの面接対策に限界を感じた僕は、別のAI(Claude)で全然違うアプローチを試してみました。その話は次の記事で書いています。
→ ChatGPTで面接対策したら”なんか違う”→Claudeで作り直したら別物だった話【AI比較レポ】
前の記事では、バックオフィス4年間で「このままでいいのか」が消えなかった話を書いています。なぜ転職を考えるようになったのかを知りたい方は、こちらも読んでみてください。
→ バックオフィス4年、「このままでいいのか」が消えなかった話



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