コンサルとAIと同い年の元同僚——効いたアドバイスは全部違う種類だった
転職活動を始めてから、いろんな人にアドバイスをもらってきました。コンサルティングの人、AI、そして前職で一緒に働いてた元同僚。
振り返ると、それぞれから受けたアドバイスは、全部違う種類のものでした。そして、どれか一つでも欠けてたら、今の僕はたぶん、今の場所にいません。
今日は、転職活動で20回近く面接を受けてきた僕が、それぞれのアドバイスから何を受け取ったかを、整理してみます。
アドバイス①:コンサルからの「自信持っていい」
転職活動を始めてから、ずっとお世話になってるのが、知人のコンサルタントの人です。
面接前の対策、面接後の振り返り、結果連絡、次の案件紹介。全部この人経由でやってます。
最初の方の面接対策のとき、このコンサルから言われた言葉があります。
「こうたさん、もっと自信持っていいよ」
自己PRが弱い。経歴を控えめに話しすぎる。もっと前面に出していい。このフィードバックをもらってから、僕はずっとこの言葉を意識しながら、面接を受けてきました。
頭では、分かってたんです。「ああ、そうなんだろうな」って。
でも、できなかった。面接の場で、自分の経歴を堂々と話すのが、どうにも身につかなかった。
このアドバイスは、たぶん僕の精神面の土台を作ってくれてました。「自信を持っていい」と思っていいんだ、という許可みたいなもの。でも、すぐには行動に繋がらなかった。
アドバイス②:AIからの「情報と戦略」
並行して、転職活動ではAIも使ってました。
自己分析のフレーム、志望動機の整理、面接の想定質問、業界研究。こういう「情報面」のサポートは、AIが圧倒的に強いです。
AIに相談すると、瞬時に大量の情報が返ってくる。しかも、僕の状況に合わせてカスタマイズしてくれる。正直、AIがなかったら、転職活動はもっと時間がかかってたと思います。
でも、AIにも弱点があります。
AIは、僕の声を知らない。僕の話すスピードも、口調の癖も、緊張した時にどうなるかも、AIには見えない。だから、どれだけ優秀な情報をくれても、「君は面接で早口になってるよ」みたいな具体的なフィードバックはできないんです。
AIは情報と戦略をくれる。でも、目の前の僕の振る舞いは見えない。
それでも、面接で結果が出ない時期が続いた
コンサルの精神面の土台と、AIの情報と戦略。この2つがあっても、面接で結果が出ない時期が続いてました。
4社連続で不合格。対面の2社は「経験不足」、Webの2社は「訛り」で落とされた話は、ここ最近の記事で書いた通りです。
「経験不足」で2社連続不合格を受けた時の疲れと、「訛り」で2社連続不合格を受けた時の気づき。それぞれ別の角度で書きました。


「助言はもらってる。情報もある。でも、なぜか面接で実行できない」
そんな停滞の中で、転機が訪れました。
アドバイス③:同い年の元同僚からの「具体的なフィードバック」
前職を辞めて少し経ったある日、前の会社で一緒に働いてた元同僚と飲みに行きました。
同い年だけど、仕事は僕の方が1年半くらい早く始めてて、前職のチームでは僕の方が先輩。でも今は、職場の肩書きなしで話せる、気の置けない友達です。
その日、話したのは転職活動のことじゃなく、他愛もない雑談が中心でした。その流れの中で、自分の話し方のクセや訛りについて、こっちから聞いてみたんです。前職で一緒に働いてた相手だから、普段の僕のことを知ってる。だからこそ、教えてもらえる相手でした。
そしたら、こんな話をしてくれました。
「こうた、前職の会議の録画、何回か見返したことあるんだけどさ。お前、話の最初の『あ、、、えっと、、、』が、他の人と比べてけっこう多かったよ」
僕「あー、自覚はあったけど、やっぱり結構出てる?」
「うん。しかも、すぐに答えようとするから、早口になりがちで。俺も早口になるタイプだから分かるんだけど、すぐ答えようとすると、かえって詰まるんだよね」
早口で詰まるって、実は前の面接でも悩んでたテーマでした。以前、話しすぎて空回りした面接の話を書いたことがあります。

あの時はコンサルから「話しすぎないで」とフィードバックを受けたけど、「じゃあどう直せばいいか」までは分からなかった。でも今回、元同僚から「すぐ答えようとするから詰まる」って具体的に言われて、やっと原因が見えた気がしました。
元同僚の話は、さらに続きます。
「でもさ、社員Aとか見てみ。ああいう人、聞かれてすぐ回答しようとせず、ちょっと考えてから答えてるじゃん。あれ、全然大丈夫だよ。少し間があっても、逆に落ち着いて見えるし」
これを聞いた瞬間、はっとしました。
話すスピードや言葉づまりのことは、日頃から自分でも気にはしてたんです。でも、こんなに具体的に、しかも前職の僕の実際の映像を根拠に言われたのは、初めてでした。
なぜこの一言が効いたのか
あとで考えると、元同僚の言葉が効いた理由は、3つありました。
1つ目は、仕事中の僕を知ってる人の言葉だったこと。コンサルは面接の僕しか知らない。AIは声すら知らない。でも元同僚は、僕が何年も仕事してる姿を毎日見てて、しかも会議の録画まで見返してくれてる。だから、僕の話し方の癖を具体的に指摘できた。
2つ目は、同い年の友達だから本音で言ってくれたこと。しかも「俺も同じタイプ」って、自分の経験とセットで話してくれた。上から目線のアドバイスじゃなく、横並びの共感ベース。だから素直に受け取れた。
3つ目は、コンサルの土台があったから受け取れたこと。もしコンサルから「自信持っていい」と言われてなかったら、元同僚の一言だけでは行動に移せなかったかもしれない。土台があったから、具体的なアドバイスがその上に乗っかった。
3つ全部が揃って、初めて、面接で実行できるようになったんです。
後半の面接で、変わったこと
その飲み会から数日後、次の面接がありました。
意識したのは、たった2つだけ。
聞かれたことにすぐ答えようとしないで、少し考える間を取ること。そして、自分のやってきたことを、丁寧に、自信を持って話すこと。
面接中、コンサルや元同僚のアドバイスを具体的に思い出してたわけじゃないです。でも、自然とできた。心のどこかに、それまでに受けた言葉が、ちゃんと積み重なってたんだと思います。
結果は、これまでの面接とは明らかに違う手応えでした。
3つのアドバイスの違い、整理してみる
今、振り返ってみて、それぞれの役割が見えてきました。
コンサルは、精神面の土台を作ってくれる人。「自信持っていい」「あなたならできる」。こういう許可を出してくれる。
AIは、情報と戦略の提供者。圧倒的な情報量と整理能力。時間を節約してくれる。
同い年の元同僚は、具体的なフィードバックをくれる人。僕の普段の姿を知ってるから、具体的に「ここを変えてみ」と言える。しかも同じタイプの人間だから、自分の経験からくる言葉には重みがある。
どれか一つでも欠けてたら、僕はたぶん後半の面接で結果を出せてなかった。3つの種類が揃って初めて、実行に繋がったんだと思います。
今日からできること
もし今、転職活動中で、「いろんな人からアドバイスをもらってるのに、なぜか結果が出ない」って人がいたら、1つだけ試してほしいことがあります。
前職で一緒に働いてた、同い年くらいの友達に、飲みに誘ってみてください。
転職コンサルじゃなくて。AIじゃなくて。あなたの普段の仕事の仕方を知ってる、横並びの友達です。
その人は、コンサルやAIには絶対に言えないことを言ってくれる可能性があります。「お前、早口すぎるよ」「もうちょっと肩の力抜けば」みたいな、具体的で、本音の、ちょっと踏み込んだ言葉を。
そういう言葉が、実行の引き金になることがあります。
全部のアドバイスを一人に求めない。種類が違うアドバイスは、違う人からしかもらえない。それを知ってるだけで、転職活動は少し楽になると思います。
まとめ
転職活動で、僕が受けてきたアドバイスは、3種類ありました。
コンサルからの精神面の土台。AIからの情報と戦略。同い年の元同僚からの具体的なフィードバック。
それぞれ違う種類の言葉で、どれか一つが欠けても、僕は動けなかったと思います。
楽しく生きたもん勝ち。
一人で悩まなくていいし、一人のアドバイスに全部を求めなくてもいい。違う種類の言葉を、違う場所でもらう。それだけで、動ける日が来るかもしれません。



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