Web面接で「訛りが気になって」と2社連続で落ちた鹿児島出身27歳が、個性として付き合っていくと決めた話
僕は鹿児島出身で、上京して4年になります。
自分ではほとんど自覚がないんですけど、周りから言われるには、めっちゃ訛ってるらしいです。全体的に訛ってる、と。
その訛りが原因で、Web面接で2社連続、不合格になりました。
ちなみに、対面の面接でも別の理由で2社連続不合格を食らってます。その話は前回書きました。

つまり、ここ最近4社連続で落ちてるわけです。内訳は対面2社が「経験不足」、Web2社が「訛り」。見事に理由が分かれてるのが、ある意味面白いところです。
今回は、会社を批判するつもりはありません。それよりも、訛りで落とされた経験から、自分なりに考えたことを書きたいと思ってます。
「そんなことあるのか」——1社目の驚き
最初に「訛り」を理由に落とされたのは、インサイドセールスの会社でした。
30分くらいのカジュアル面談で、手応えは、そんなに悪くなかった気がします。覚えてないくらい、普通に話した感覚。
その後、知人のコンサルタント経由で結果を聞いたら、一言。
「訛りが気になって、とのことでした」
これ聞いた時、僕の頭に浮かんだのは「そんなことあるのか」でした。
経験不足で落ちるのはわかる。スキル不足で落ちるのもわかる。でも、訛りで落ちるって、あるんだ。
ちょっと驚いた、というのが正直な感想でした。
「また同じ」——2社目の納得と諦め
次に同じ理由で落とされたのは、その1週間後。ITソリューション営業の会社でした。
ちなみにこの会社、面接は代行サービス経由だったんですけど、これがまたちょっと面白い話で。面接代行については前に書いたことがあって、その時は「そういうサービスがあるんだ」って知った段階でした。

それから間もなく、自分がまさにその代行サービス経由の面接を受けることになるとは思わなかったです。しかも結果は不合格。縁というか、伏線回収というか、不思議な巡り合わせでした。
1社目より、むしろ深く掘り下げられた面接でした。でも結果は、また同じ。
「訛りが気になって、とのことでした」
今度は「そんなことあるのか」じゃなくて、「また同じかよ」でした。
同じ理由で2社連続って、さすがに自分の訛りがそれだけインパクトあるんだなって、ちょっと自覚せざるを得ない。
しかも、これ、Web面接でだけ言われてるんですよね。対面の面接では、訛りで落ちたことは一度もないんです。
たぶん、Web越しだと声がダイレクトに届くから、訛りが余計に目立つんだと思います。対面だと表情や雰囲気が入ってくるけど、Webはほぼ音声だけ。
Web面接で訛りを不利に感じてる地方出身の人、たぶん僕だけじゃないはずです。
一時は「直そうかな」と本気で思った
2社連続で落ちたあと、僕は話し方教室の無料体験レッスンに行きました。
その時は、本気で直そうと思ってました。相談して、料金とか内容を聞いて、よかったら入会するつもりで。
でも、結局入会はしませんでした。
理由は、2つあります。
1つ目は、単純にお金の問題。離職中の今、話し方教室に通う費用は、正直重い。転職活動のために面接費も光熱費も払い続けてる中で、新しい固定支出を増やすのは現実的じゃなかった。
2つ目は、自分でもある程度改善できるかもしれないと思ったから。YouTubeで話し方の動画を見たり、自分の声を録音して聞き返したりすれば、お金をかけずに少しずつ変えていけそうな気がした。
無料体験を受けたことで、「直したい気持ち」自体はちゃんと自分の中にあることが確認できた。でも、お金をかけてまで、すぐに直す必要はないかなって結論になりました。
お金をかけてすぐ直すのはやめた
その結果、僕は自分のペースで訛りと付き合うことにしました。
急がない。でも、完全に放置もしない。YouTubeで話し方の動画を見て、気になった発音を自分で録音して聞き返す。そんな地味なやり方で、少しずつ。
大事なのは、「自分のペースで」という部分だと思ってます。
お金と時間をかけて短期間で直すのが正解の人もいる。逆に、急がずに少しずつ整えていく方が自分に合う人もいる。僕は後者でした。
直す気がないわけじゃない。でも、無理に急いで消すものでもない。そのくらいの距離感で、自分の訛りと付き合っていく。それが今の僕の結論です。
転機:ある会社の面接官の一言
話し方教室に行った後、別の会社の面接を受けました。
その時、面接官に思い切って聞いてみたんです。
「僕、訛ってると思うんですけど、このままでいいですか? それとも少し改善した方がいいですか?」
正直、また「気になります」って言われることも覚悟してました。
でも、返ってきた言葉は、予想外でした。
「私も少し訛ってますし、他の社員にも訛ってる人はいます。むしろ、お客様と話すときに話題になるかもしれませんよ」
これを聞いた時、不思議な気持ちになりました。
落とした会社と、この会社。同じ僕の訛りを聞いて、「気になる」と言う会社と、「話題になるかもしれない」と言う会社がいる。
訛りが問題なんじゃなかったんです。訛りをどう捉えるかが、会社によって違っただけ。
訛りを「欠点」と見る会社と、「個性」と見る会社
この経験で、僕は気づきました。
訛りを「欠点」と捉える会社もあれば、「個性」として受け入れる会社もある。どっちが正しいとか、間違ってるとかじゃなくて、ただそういう違いがあるってことだと思うんです。
会社側にも、それぞれ選ぶ基準があります。お客様との接点で訛りを気にする会社もあれば、むしろ親しみやすさとしてプラスに見る会社もある。どっちも、その会社の文化なんだと思う。
だから、訛りで落ちたからって、「僕がダメだった」と落ち込む話じゃない。ただ、合わない会社だったってだけ。
そう考えられるようになったら、不思議と気持ちが軽くなりました。
僕はどっちの会社を選ぶか
答えは、もう決まってます。
訛りを個性として受け入れてくれる会社です。
理由は単純で、その方が、自分らしく働けるから。
訛りを消して面接に通っても、入社したらまた訛りが出る。その時にやっぱり気にされるなら、最初からお互い不幸なだけ。だったら、素の自分を受け入れてくれる会社を探した方が、長い目で見て絶対にいいと思うんです。
訛りは、僕の鹿児島での18年間が染み込んでる証拠。それを消すってことは、自分の一部を消すってこと。面接に受かるために、自分を削る必要は、たぶんない。
今日からできること
もし今、地方出身で、自分の訛りを気にしながら面接を受けてる人がいたら、1つだけ伝えたいです。
訛りで落とされても、そんなに心配しなくていい。
訛りを欠点と見る会社は、たしかにあります。でも、それは一部の会社の判断なんです。世の中には、訛りを個性として受け入れてくれる会社もちゃんとある。
だから、1社や2社落ちたからって、「自分には致命的な問題がある」と思わなくていい。
それに、本当に直したい人は直せばいいし、今は直さなくていいと思う人は、素のままで合う会社を探せばいい。どっちも間違いじゃないです。
自分の訛りと、どう付き合うか。それを決めるのは、採用する側じゃなくて、自分自身です。
まとめ
鹿児島出身の僕が、Web面接2社で「訛り」を理由に落とされました。
でも、別の会社では「このままでいいですよ」と言ってもらえた。同じ訛りでも、会社によって全然違う評価になる。
だから僕は、訛りを無理に消してまで受かりたい会社より、素のままで受け入れてくれる会社を選びます。急がずに、自分のペースで訛りと付き合いながら。
楽しく生きたもん勝ち。
自分の一部を消して受かっても、たぶん長続きしない。それなら、鹿児島の訛りごと受け入れてくれる会社で、自分らしく働きたい。今日の僕は、そう思ってます。
(この記事のトップに使った桜島の写真は、僕が大学時代に撮ったものです。今も噴煙を上げてる桜島を見ると、「消すんじゃなくて、一緒に生きていくもの」っていう感覚が、自然と腑に落ちます)



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