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3年前、前職の研修で釧路に来たことがあります。
仕事で来た街だったから、観光らしい観光はほとんどできなくて、「いつかプライベートで、ゆっくり来てみたい」って、その時からずっと思ってました。
2026年の1月、ようやくその「いつか」を実現。レンタカー1台で、1泊2日の道東ひとり旅をしてきました。
3年前の「いつか」を、そろそろ回収しに行く
僕はわりと、行きたいと思ったら動くタイプ。3年前のあの時、「いつかプライベートで来たい」って思った気持ちを、このまま眠らせておくのももったいない。航空券とレンタカーを予約して、道東行きが決まりました。
前回は研修で釧路市内を回っただけだったので、今回は中標津・野付半島・摩周湖まで足を伸ばす計画。いわゆる道東ひとり旅です。
【1日目】釧路空港から、和商市場と炭鉱展示館へ
羽田から釧路空港までは1時間半ほど。空港についてレンタカーを借り、まず向かったのは釧路市内の「和商市場」でした。
和商市場といえば「勝手丼」が有名ですが、今回は市場内のお店で既製の海鮮丼をいただきました。マグロ、イクラ、エビ、白身、サーモンなど、新鮮なネタが盛りだくさん。カニ汁もセットで、これが旅の最初のごちそうになりました。

朝の飛行機で早く出たおかげで、昼前には市場に着いていたので、席もスムーズに座れました。
その後は、旧太平洋炭礦の「炭鉱展示館」へ。
釧路は炭鉱の街だった、という歴史は知っていたけど、実際に展示を見るのは初めて。地下の模擬坑道には、実際に使われていた採掘機械が展示されていて、思った以上に迫力がありました。
釧路という街が、漁業だけじゃなくて、石炭という産業でも日本を支えてきた場所だったんだな、と改めて感じました。
僕は昔から資料館に行くのが好きで、その土地の過去や歴史をざっくり知るだけで、旅の見え方が一気に変わる気がします。
【1日目夕方〜夜】中標津のホテルモアンで、温泉としゃぶしゃぶ
釧路から中標津までは車で約2時間。夕暮れの雪道をレンタカーで走ると、道東の広大さが身にしみます。
この日の宿は、中標津の「ホテルモアン」にしました。選んだ決め手は、天然温泉「モアンの湯」が館内にあること。長距離運転のあとに温泉に入れるのは、本当にありがたい。

お湯はナトリウム塩化物泉。体の芯までじんわり温まる感じで、1日目の疲れが抜けていきました。大浴場には熱湯とぬる湯の2種類の浴槽があって、入りたい方に入れるのがよかったです。
夕食はホテルの隣の店で、しゃぶしゃぶ。赤白2色の出汁で豚しゃぶをいただきました。野菜もたっぷり、お肉もたっぷりで、ひとりでも満足できるボリューム。

1日目の移動距離は長かったけど、温泉と食事で完全にリセット。部屋に戻って、明日の計画を見直しながら早めに眠りました。
ホテルモアンは道東旅行の拠点として、じゃらんnetで予約できます。
【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!【2日目朝】野付半島、静けさのなかで
2日目の朝は、中標津から野付半島へ。
野付半島は、全長26キロの日本最大の砂嘴(さし)。北海道遺産にも登録されている場所で、冬は海が凍りついて、真っ白な原野が広がります。
実はここ、国後島まで16キロという、日本の最東端に近いエリア。案内板にもそう書かれていて、「こんなに近いのか」と実感しました。

「野付半島」と刻まれた石碑の前に立つと、向こう側に広がるのは凍った海と青空だけ。人もほとんどいない。音もない。こういう景色は、道東に来なきゃ絶対に味わえないなって思いました。
野付半島から道の駅に向かう道中では、氷上で釣りをしている人たちを大勢見かけました。野付湾周辺は、冬にコマイ(氷下魚)が獲れる名所らしく、地元の人たちの冬の風物詩なんだそうです。道東の冬は、こういう暮らしと風景がちゃんと地続きになっていて面白い。
【2日目昼】道の駅おだいとうで、人と歴史に出会う
次に立ち寄ったのは、「道の駅おだいとう」。
この道の駅は、アイスが美味しいと聞いていたので、食べたくて寄りました。
実際に食べてみると、期待どおり。地元の牛乳を使ったアイスで、北海道の乳製品の実力を改めて感じるやつでした。

そしてアイスを食べながら、次にどこへ行こうかと、なんとなくその場の地域おこし協力隊の方と雑談していたんです。「この辺りで、どこかいい観光地ありますか?」って僕から聞いたら、「摩周湖、行ったほうがいいですよ」って教えてくれました。
日本屈指の透明度を誇る湖で、この季節だとより綺麗に見える、と。
実は当初の計画には摩周湖は入ってなかったんですが、その話を聞いて「じゃあ行ってみよう」って予定を変更しました。旅先で地元の人と話すと、こういう思いがけない展開があるから面白い。
そしてもう一つ、ここで発見があったのが、道の駅の2階にある北方領土資料館。
北方領土についての歴史が詳しく展示されていて、ニュースで聞くだけだった「北方領土」という言葉の背景を、ちゃんと知ることができました。教科書で読んだだけの知識と、実際に現地で見る展示は、受ける印象がまるで違う。
道の駅に来てアイスを食べて、知らなかった歴史を学んで、次の目的地まで決まる。これが旅の醍醐味だなって思いました。
【2日目午後】摩周湖と、鶴居村で知った釧路の過去
道の駅おだいとうから車を走らせて、摩周湖へ。
摩周湖第一展望台に着くと、眼下に広がっていたのは、深い青色の湖と、周りを囲む雪山でした。写真で見たことはあったけど、実物の迫力は想像以上。
透明度の高さで有名なだけあって、湖面が吸い込まれそうなほど澄んでいる。「日本屈指」と聞いて納得する、静かで圧倒的な景色でした。

地域おこし協力隊の方に教えてもらっていなかったら、この景色は見れていない。改めて、あの出会いに感謝です。
摩周湖のあとは、弟子屈町の「そば処 福住 弟子屈店」で昼食。天ぷらそばのセットをいただきました。更科系の白い蕎麦で、つゆもさっぱり。道東ドライブの合間にちょうどいいお店でした。
そしてこの日最後のスポットは、鶴居村の「ふるさと情報館みなくる」。
鶴居村は、その名の通りタンチョウが生息する村。絶滅したと思われていたタンチョウが1924年に再発見されたこと、長年の保護活動によって今では特別天然記念物として守られていることなど、釧路エリアの歴史を改めて知れました。
近くには、旧鶴居村営軌道の車両展示場もあります。かつて鶴居村と釧路をつないでいた軽便鉄道の名残で、夕暮れに照らされた古い車両が静かに残っていました。

釧路は、漁業の街で、炭鉱の街で、タンチョウの街で、軌道の街でもあった。そのすべてが、この旅で繋がった気がしました。
旅を終えて:景色は同じでも、自分が変わっていた
釧路空港から羽田への夜の便に乗り込みながら、3年前のことをぼんやり思い出していました。

釧路の風景そのものは、3年前とあんまり変わってない気がします。同じ空、同じ街並み、同じ空港。でも、自分のほうは少しずつ変わっていた。
仕事で来た時は受け取れなかったものが、今回はちゃんと受け取れた気がします。炭鉱展示館の展示も、道の駅で出会った人との会話も、予定になかった摩周湖の景色も。
旅って、景色を見に行くだけじゃなくて、「あの時の自分」に答え合わせをしに行くものなのかもしれません。
「いつか」は、動けば「今」になる
3年前の「いつか」を、ようやく回収できた道東ひとり旅。
移動距離はそこそこあったけど、1泊2日でここまで詰め込めるとは思ってませんでした。道東は広いけど、ポイントを絞れば個人旅行でも十分楽しめる。
もし今、「いつか行きたい場所」がある人がいたら。その「いつか」を、今のうちに予定に入れてみてほしい。状況が整うのを待ってても、完璧なタイミングなんてたぶん来ない。
動いてみたら、「いつか」は意外とあっさり「今」になります。
北海道旅行を計画するなら、じゃらんnetから予約できます。
人生は楽しく生きたもん勝ち、それが自由。



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