名古屋→三重→大阪を3泊4日で回った27歳が、計画旅行にハマった話

大阪万博会場の俯瞰風景、青空の下に広がる各国パビリオンと来場者 旅行

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名古屋城の天守閣に入れなかった話(でも本丸御殿が想像以上だった)

名古屋城って、やっぱり「天守閣に登って景色を見る」イメージがありませんか?

実は名古屋城の天守閣は2018年から閉館中なんです。耐震性の問題で、今は木造での復元工事が進められていて、中には入れません。それは事前に調べて知っていました。でも、その分「じゃあ本丸御殿をしっかり見よう」と切り替えられたのが、今回の計画旅行のいいところだったかもしれません。

で、その本丸御殿が、想像の何倍もすごかった。

入った瞬間、目に飛び込んでくるのが金色の襖絵。部屋全体が金箔で包まれていて、「これ本当に日本のお城の中?」ってなりました。しかもこの本丸御殿、戦争で焼失した後に、当時の資料をもとに忠実に復元されたものなんです。復元に約10年かかっているらしく、天井の装飾や欄間の細工まで、全部が本気。

金の襖が並ぶ部屋もあれば、自然の風景が描かれた部屋もあって、部屋ごとに雰囲気が違うのが面白かったです。

あと、木造建築そのものがすごい。柱や壁の木目がきれいで、「これを当時の技術で作ったのか…」と思うと、建物自体がひとつの作品みたいでした。

そしてもうひとつ面白かったのが、天守閣の木造復元に使われる予定の木材(月山松)の展示。樹齢350〜400年の巨大な木の断面が展示されていて、そこになんと大谷翔平選手のサインが書かれてました(笑)。なんでここに大谷?って思ったけど、岩手県出身の大谷選手と、岩手県で伐採された木材という縁でサインをもらったらしい。こういう予想外の出会いがあるから、旅は面白い。

天守閣には入れなかったけど、結果的に本丸御殿のほうが印象に残りました。「行ってみたら違った」は、旅ではよくあること。でもそれが悪いとは限らない。

機内雑誌で見つけた刀鍛冶工房が、旅のハイライトになった

今回の旅で一番「新しい世界だった」と感じたのが、三重県熊野市にある刀鍛冶の工房見学です。

知ったきっかけは、飛行機の機内雑誌。何気なくパラパラめくっていたら、「刀鍛冶の工房を見学できる」という記事が目に入って、「え、そんな体験できるの?」と。

場所は三重県熊野市の山奥。名古屋からレンタカーで約3時間20分。正直、かなり遠い。でも「行くなら今しかない」と思って、2日目の朝からレンタカーを借りて向かいました。

工房に着くと、刀匠の方が直接迎えてくれて、日本刀の歴史や作り方を丁寧に教えてくれました。

知らなかったんですけど、日本刀ってひとりの職人が全部作るわけじゃないんです。刀身を打つ「刀匠」、鍔(つば)を作る職人、柄(え)を巻く職人…。実際にはもっと細かく分かれているらしいんですけど、基本的にはそれぞれの専門家がパーツを作って、最後に合体させて一振りの刀が完成する。ひとりで全部作るんじゃなくて、チームで作る工芸品なんです。

他にも、短刀や突き槍の違いとか、刀がどうやって時代とともに変わってきたかとか。約1時間の見学だったけど、まったく知らなかった世界が広がっていく感覚がすごかった。

旅行って、有名な観光地を巡るだけじゃなくて、こういう「知らなかった世界」に飛び込めるのが醍醐味だなと思います。機内雑誌を読んでいなかったら、この体験はなかった。なんでもない瞬間に、次の旅のきっかけが転がっていることがある。

大阪万博は3時間で退却した(でも見たかったものは見れた)

旅の最終日は、大阪万博(EXPO 2025)へ。

結論から言うと、3時間で退却しました

理由はシンプルで、人が多すぎたし、暑かった。入場してすぐ、どのパビリオンも行列。人気のところは2〜3時間待ちとかで、「これ全部回るの無理だな」とすぐに悟りました。

でも、見たかったものは見れたんです。

まずひとつが、パソナパビリオンで展示されていた「iPS心臓」。iPS細胞から作られた心筋シートを使って、実際に拍動する心臓のモデルが展示されていました。小さな容器の中で、本当に動いている。「これが未来の医療なのか…」と、しばらくその場から動けなかった。

そしてもうひとつが、輪島塗の大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」

直径1メートルの地球儀が、薄暗い部屋の中央に置かれていて、漆黒の表面に金で描かれた都市の灯りが浮かび上がっている。これ、石川県の輪島塗の職人たちが5年かけて作った作品なんです。しかも2024年の能登半島地震でも奇跡的に無傷だった「復興のシンボル」。

マジですごかった。写真で見るのと実物を目の前にするのでは、まったく違う。漆の黒と金の発色が、本当に美しかった。

振り返ると、この旅は「職人の技」に2回感動した旅でした。熊野の刀鍛冶と、輪島塗の地球儀。どっちも、知らなかったら出会えなかったもの。万博は3時間しかいられなかったけど、この2つを見れただけで、行った価値は十分ありました。

計画を立てたら、旅が”自由”になった

実は今回の旅、僕にとって初めて「しっかり計画を立てた旅」でした。

これまでの旅は、だいたいノープラン。秋田旅行はGoogleマップで適当に決めたし、黒部ダムは日帰りで弾丸だったし。「行きたいところに行けばいい」っていうスタンスで、それはそれで楽しかったんです。

でも今回は、3泊4日で3県を回る旅。さすがにノープランだと移動だけで終わりそうだったので、事前にスケジュールを組みました。宿・移動手段・観光スポット・所要時間まで、けっこう細かく。

ちなみに宿はじゃらんで予約しました。3県をまたぐ旅だと、各エリアの宿を比較してまとめて予約できるのが楽です。

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で、計画を立てて思ったこと。

計画って、「縛り」じゃなくて「余裕」を作るものだった。

当日に「次どこ行く?」「何時の電車?」「この店まだやってる?」って調べる手間がないから、目の前のことに集中できる。本丸御殿の障壁画をじっくり見る余裕があったのも、刀鍛冶工房で職人さんの話をゆっくり聞けたのも、計画があったからこそだと思います。

とはいえ、計画通りに動いたかというと、全然そんなことはなくて(笑)。お昼ご飯は3日とも予定と違う店で食べました。1日目は金シャチ横丁で名古屋コーチンの親子丼を食べたし、夜はうなぎ屋さんに変更したし。計画はあるけど、「変えてもいい」っていう気楽さが、むしろ楽しかった。

ノープランの旅も好きだけど、計画を立てる旅も悪くない。大事なのは「計画通りにやること」じゃなくて、「計画があることで、当日ゆっくりできること」なんだなと。

どっちのスタイルも、自分が楽しければそれでいい。

まとめ

名古屋→三重→大阪を3泊4日で回った今回の旅を振り返ると、3つのことが残りました。

ひとつは、「知らなかったもの」に出会える旅が一番面白いということ。天守閣に入れなかったから出会えた本丸御殿。機内雑誌で見つけた刀鍛冶工房。万博で偶然たどり着いた輪島塗の地球儀。全部、予想していなかった感動でした。

ふたつめは、「職人の技」は実物を見ないとわからないということ。写真や映像では伝わらないスケール感と、空気感がある。本丸御殿の金箔も、漆黒の地球儀も、目の前に立って初めて「すごい」と思えるものでした。

みっつめは、計画は「縛り」じゃなくて「余裕」だということ。計画があるから当日ゆっくりできる。でも計画通りじゃなくてもいい。この「ゆるさ」が、旅を楽しくするコツなのかもしれません。

ちなみに今回の旅の費用は、1人あたり約9万円(3泊4日・飛行機代別)でした。内訳はざっくり、宿泊費が約3.5万円、入場料が約1万円、レンタカーや電車などの現地交通費が約2万円、食事・お土産で約2.5万円。3泊4日で3県を回ったわりには、意外と抑えられたかなと思います。計画を立てたおかげで、宿や移動を事前に比較できたのも大きかったです。

今日からできること

  • 次の旅行、ざっくりでもいいからスケジュールを組んでみる。当日の「どうしよう?」が減るだけで、旅の満足度が変わります
  • 飛行機や電車の中で、機内誌やガイドブックをパラパラめくってみる。次の旅のきっかけは、意外なところに転がっています

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